「ラフOKだったのに、なぜか全部やり直しになった」
「完成間近で『やっぱり別の方向で』と言われた」
「最初に聞いていた話と全然違う着地になった」
制作案件を経験したことがある人なら、一度は遭遇したことがあるのではないでしょうか。
しかも不思議なことに、方向転換を提案してきた相手はたいてい悪気がありません。
「最初からそう言ってくれれば…」と思う一方で、相手は相手で「ちゃんと伝えたつもりだった」と思っています。
まるで居酒屋で「とりあえずビール」と言ったのに、途中から全員ワイン会になっていたような話です。
なぜ制作案件は途中で方向転換するのでしょうか。
制作案件が途中で方向転換する本当の理由
結論から言うと、多くの場合は「要件変更」ではなく「認識のズレ」です。
制作側は「こういうものを作る案件だ」と理解している。
依頼側も「こういうものを作る案件だ」と理解している。
問題は、その二つが全然同じではないことです。
よくある認識違い
- かわいい → ゆるキャラ風だと思っていた
- かわいい → 韓国風イラストだと思っていた
- かわいい → 子ども向けだと思っていた
- かわいい → おっさんが猫耳を付けている状態だと思っていた
日本語は便利ですが、便利すぎるせいで危険です。
「いい感じでお願いします」という言葉は、一見シンプルですが、実質的には解釈ガチャです。
そしてガチャの結果が一致しなかった瞬間に方向転換が始まります。
クライアント自身もゴールが見えていない
もう一つの大きな理由があります。
依頼者本人も、自分が何を作りたいのか整理できていないケースです。
これは決して珍しいことではありません。
むしろ多くの案件がそうです。
たとえば病院に行って、
「どこが痛いですか?」
「なんか全体的に変な感じです」
という状態で診察が始まることがあります。
制作依頼も似ています。
「SNSで使うイラストが欲しい」
「なんか目立つ感じで」
「競合より良さそうな感じで」
ここから本当に必要な要件を掘り出していく必要があります。
その整理が不十分なまま進行すると、制作物が見えてきた段階で初めて依頼者が気づきます。
「あ、これじゃなかった」
そして方向転換が発生します。
修正回数が多い案件ほど危険信号
「修正が多い=依頼者が細かい」と思われがちですが、実際は違います。
修正が多い案件の多くは、制作前の情報整理が足りていません。
たとえば目的が曖昧な状態で進めると、
- なんとなく作る
- なんとなく違うと言われる
- なんとなく修正する
- またなんとなく違うと言われる
という永久機関が完成します。
発電こそしませんが、時間だけは無限に消費します。
方向転換を防ぐために確認すべきこと
制作前の段階で、最低限以下は確認しておきたいところです。
- 制作物の目的
- ターゲット
- 掲載媒体
- 参考イメージ
- 避けたい表現
- 納期
- 成果物の仕様
ヒアリングを毎回ゼロからやるのは大変
ここで問題になるのが、
「確認すべきことは分かるけど、毎回聞くのが大変」
という点です。
案件ごとに質問を考え、聞き漏れを確認し、あとからチャットを掘り返す。
気づけば制作より情報整理に時間を使っていることもあります。
しかも聞き忘れた項目ほど、だいたい後から爆発します。
映画なら伏線回収ですが、案件では追加工数回収です。
ヒアリングシートを使うという選択肢
そこでおすすめなのが、制作前にヒアリングシートを用意しておくことです。
事前に必要な情報を整理してもらうことで、
- 認識のズレを減らせる
- 聞き漏れを防げる
- チャット履歴を探し回らなくて済む
- 修正や方向転換を減らせる
というメリットがあります。
実際、案件がスムーズに進む人ほど、制作スキルだけでなく「情報の集め方」が上手です。
Sheetoならヒアリングシートを簡単に作成できる
もし毎回ヒアリング項目を考えるのが面倒なら、Sheetoを試してみてください。
Sheetoは、制作案件向けのヒアリングシートを簡単に作成できるサービスです。
フォームを送るだけで必要な情報を整理できるため、
- 認識違いによる手戻り
- 方向転換による工数増加
- 確認漏れによるトラブル
を減らしやすくなります。
案件が増えるほど、「作る力」より「聞く力」が重要になります。
そして聞く力は、才能ではなく仕組みで補えます。
イラスト依頼のヒアリングシートを選ぶだけで作成【無料・登録不要】|Sheeto
まとめ
制作案件が途中で方向転換する原因の多くは、制作スキル不足ではありません。
スタート時点の認識共有不足です。
依頼者も制作側も悪くないのに、情報整理が不十分なだけで大きな手戻りが発生します。
だからこそ、制作前のヒアリングが重要です。
「修正を減らしたい」
「認識違いを防ぎたい」
「もっと制作に集中したい」
そんな人は、一度ヒアリングの仕組みを見直してみるとよいかもしれません。